「戸口にあらわれなかったきみへ」
「なあ、このパソコンをしばらく預かっててくれないか。
19日の夜にはきっと取りに来るから。
万が一俺が戻って来なかったら、中のKikoelTextってアプリの中身を見てほしい」
あなたの友人、西川友弘はそう言った。
約束の日、彼はあなたの家の戸口に現れなかった。
パソコンを開くと、彼の言っていたアプリはすぐに見つかった。
そして、それ以外の大部分のファイルは暗号化されており、指定されたキーワードを入力しなければ呼び出せないような仕様になっていた。
彼にいったい何があったのか。
どこでどうして、こんなことをしているのか。
あなたは彼の残したデータを探り、起こったことを把握しようとした。
――あの日、戸口に現れなかった、きみへ。――
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